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陰翳




旧岡田家住宅(国指定重要文化財)
2010.4.10
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構成・振付・出演:ボヴェ太郎
音楽:原摩利彦
照明協力:筆谷亮也
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江戸時代の延宝2年(1674年)に建てられた歴史的建造物「旧岡田家住宅」において上演。谷崎潤一郎の随筆『陰翳礼賛』に描かれた趣を踏まえ、仄かな灯りに浮かびあがる建築空間と身体の関わりを通して生起する“場”の可能性に着目した作品。
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旧岡田家住宅: 兵庫県内に現存する最古の町家で、年代が確実な17世紀の町家としては全国的にも貴重。店舗・釜屋・酒蔵からなり、広い土間からは、板の間越しに店の間、中の間、次の間、奥の間と連なる座敷と、各座敷の間に巧みに配された杉戸や襖、欄間による、簡素で美しい造形を望むことが出来ます。座敷の天井に施された黒漆や、巨木を用いた柱や梁などからは、当時の繁栄が偲ばれます。江戸前期の伊丹の酒造家松屋与兵衛が建て、岡田家の所有となったのは明治33年。平成4年に、国の重要文化財に指定されました。
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制作協力:アイホール
主催:伊丹市立伊丹郷町館[(財)伊丹市文化振興財団・伊丹市]、Taro BOVE Dance Performance
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