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Reflection─能《井筒》─

神奈川芸術劇場(KAAT)アトリウム

2011.2.17

TPAM国際舞台芸術ミーティングin横浜2010 TPAMディレクション
構成・振付・出演:ボヴェ太郎
笛:杉信太朗、小鼓:曽和尚靖、大鼓:河村大、地謡:田茂井廣道
監修:志賀玲子


能楽との共演によるダンス作品。能楽堂における舞踊公演をはじめ、昨年には7名の能楽師との共演作品『消息の風景─能《杜若》—』を発表するなど、近年、能への関心を強めているボヴェ太郎。観る者の想像力に働きかけ、余白の中に響いて来る世界を、観客自らが創造してゆく事を促す、能の構造に着目した創作を行っています。今作では、京都の能楽界を代表する若手・中堅の能楽師と共に、夢幻能の傑作《井筒》に挑みます。作品の後半部分を、能の上演形式を基に再構成し、劇場や美術館のロビースペースにおいても発表可能な形態による上演を行います。能楽とダンスの呼応を通して生起する、新たな"場"の可能性にご期待下さい。

能《井筒》

王朝文学『伊勢物語』を典拠に、今から600年ほど前に世阿弥によって創作された、能を代表する名曲の一つ。秋の夜の古寺に、在原業平の形見の装束を身につけた井筒の女の霊が現れ、澄みゆく月の光の下、追慕の舞を舞う。思い出の井筒の水鏡に自らの姿を映して、業平の面影を幻視するが、やがて夜明けとともに消え失せる。

主催:国際舞台芸術ミーティングin横浜2011実行委員会(国際交流基金、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術振興財団、国際舞台芸術交流センター)
後援:外務省、総務省、文化庁、神奈川県、横浜市APEC・創造都市事業本部、神奈川新聞社、NHK横浜放送局、tvk、横浜観光コンベンション・ビューロー、FMヨコハマ、社団法人全国公立文化施設協会

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